シャネル 2013PF ジャケット 歴史を纏う一夜 スコットランドで咲いたメティエダールの奇跡

シャネル 2013PF ジャケット 歴史を纏う一夜 スコットランドで咲いたメティエダールの奇跡

シャネル ジャケット 2013PF
歴史とロマンスが響き合う メティエダールコレクションの舞台裏

2013年 プレフォール メティエダールコレクション
カール・ラガーフェルドが選んだのは スコットランドの古都 エディンバラ

テーマは 「ドレスト・トゥ・キルト」
厚手のツイードやアーガイル柄のニット
マスキュリンな雰囲気の漂う シャネルらしいスタイルが
この特別な舞台で披露されました

インスピレーションは ココ・シャネルが愛したスコットランドの地
かつて ウェストミンスター公爵とともに過ごした思い出の場所でもあります

ショーの舞台は さらに象徴的な場所でした
スコットランド女王 メアリーが生まれた リンリスゴー宮殿
その700年にわたる歴史と 悲劇の物語が シャネルのエレガンスに
奥行きを与えていました

ラガーフェルドにとっても 特別なテーマだったそうです
幼い頃に学んだ 最初のフランス語の詩が
メアリー女王についてのものだったから
また フランスとスコットランドの間には 古くから
深い友情「グランド・アライアンス」が結ばれてきました

ショー当日リンリスゴー宮殿の中庭には
炎を吹き上げる火鉢が並び
舞い落ちる雪とともに 火の粉が幻想的に揺れていました

ゲストたちは らせん階段をのぼり 廃墟となった大広間や礼拝堂へ
ショーのあとは 迷路のような通路を抜けて
幻想的なテントの中でディナーがふるまわれました

歴史の重みと シャネルの洗練された美しさ
ラガーフェルドは その融合を見事に表現してみせたのです

ドロップウエストにプリーツを施した
キルト風のコートを纏ったモデルたち
シフォンやレースで仕立てられた
軽やかなキルトは 新たな魅力を放っていました

タータンチェック ツイード フェアアイル アーガイル柄など
スコットランドの伝統が
やわらかなニットやパッチワークに生まれ変わり
ジュエリーや羽根飾りの帽子 スカーフや柄タイツと合わせて
モダンに仕上げられていました

まさに メティエダールコレクションならではの 職人の技が光るステージ

一部のルックは スコットランド国立美術館の絵画のような美しさを感じさせ
最後に登場した 白いウールのガウンは 圧巻の一着でした
レースや羽根で彩られたそのドレスは
オペラの一場面のように 夢のような存在感を放っていました

シャネル ジャケット 2013PF
それは 歴史とロマンス 職人の技が織りなす
永遠に語り継がれる貴重なコレクションです

 

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