CHANEL 銀座で輝いたシャネルの魔法 パリ-東京コレクション 2005 メティエダール 05PF の魅力 métiers d'art

初のメティエダール場所にシャネルの秘密 東京が選ばれた理由とは?
シャネルのメティエダールコレクションが初めて行われたのが東京だったって知ってましたか? ちょっと意外じゃないですか? ファッションの都パリでもない ニューヨークでもない ロンドンでもない
そう 初めての舞台は東京の銀座だったのです
なぜ東京が選ばれたのか その理由はただの偶然じゃありません 銀座という街が持つ東洋と西洋の絶妙なバランス 伝統と近代が交差する独特のエネルギーが シャネルのメティエダールが目指す世界観とピッタリだったから
ここから始まった歴史的な物語は 世界のファッション業界に大きなインパクトを与えました さあ この東京で繰り広げられたシャネルの魔法を一緒に覗いてみましょう
華やかな幕開け シャネル「パリ-東京コレクション」と銀座タワー
シャネルの新しい銀座タワーが登場したとき、その華やかなオープニングを飾ったのが「パリ-東京コレクション」でした。この特別なコレクションは、2000年代初頭にシャネルが買収した5つのメティエダール(工芸職人アトリエ)へのオマージュとして制作されたもの。ラガーフェルドが手がけたこのコレクションには、シャネルの伝統と日本の現代文化が見事に融合しています。
銀座タワーとは
銀座の中心地に建てられたシャネルの10階建ての新しいタワーは、建築家ピーターマリノによるデザイン。世界最大のシャネル店舗として話題になり、屋上には「ツイードガーデン」と名付けられた美しい庭園が広がります。また、アランデュカスが手がけた高級レストラン「ベージュ」も併設され、ファッションと食の融合が楽しめる夢の空間です。
ラガーフェルドが描いたテーマ
「5はシャネルの魔法の数字」そう語ったラガーフェルドは、この5つのアトリエがシャネルの美学を完璧に体現していると述べています。「パリ-東京コレクション」は、日本の超近代的な文化と、シャネルのアトリエが誇る伝統的な職人技との対話としてデザインされました。
デザインの特徴
コレクションには細部にまでこだわったディテールが満載です。ツイードやニットには金糸で刺繍が施され、小さな星や縁のブレード装飾など、見る人を惹きつける要素がたくさんあります。さらに、ミニキルトとマキシカシミヤのプルオーバーを合わせるといった大胆なプロポーションの遊びも特徴的です。
ヘアとメイクはマンガの世界にインスパイアされたデザインで、未来的なタッチを加えています。ラガーフェルド自身も「これは洗練されたディテールのコレクションであり、日本のロック的なエッセンスも感じられる」と語っています。
日本とシャネルの融合
「パリ-東京コレクション」は、日本とシャネルが織りなす文化的な融合の証といえるでしょう。銀座タワーのオープンにふさわしいこのコレクションは、ラグジュアリーとアート、そして革新性が詰まった特別な作品です。
シャネルの魔法を体験しながら、ファッションが持つ力とその背景にある物語を感じてみてはいかがでしょうか。
