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2005Cから2016PFまで、CHANELのジャケット、ワンピース、スーツ、コートで実際に確認した例をご紹介します。各年代の全作品に問題があるという意味ではありません。
タグ、商品番号、色番号、ボタン、裏地、縫製を同一モデルと比較しています。
高額で取引される白・黒のエンブレムジャケットで偽物が多発し、当店のリピーター様も複数購入してしまった例があります。タグやワッペンの差は、一般の方には区別しにくい程度です。正規品のボタンには少し黒ずんだ風合いがある一方、確認した偽物は柄が同じでも比較的きれいで、ボタン位置にも違いがありました。35万円で出品されていた例もあります。

2008Aのコートにも偽物が確認されています。左が商品画像、右がAIモデル画像。続く画像は比較資料です。



2011Sのロングジャケットにも偽物が数点出回っています。評価数が多く評価も高い販売者が、偽物と気づかず販売していたと考えられる例でした。

2012Sでは複数の偽物が確認され、アイボリーのトリミング入りジャケットが219,000円で販売されていた例もあります。一見では分からず、実物を凝視しても判断しにくい品質でしたが、着用を重ねると約半年で生地がへたり、縫製のずれが出る例があります。
画像の例は、番号が同じでも字体と「CHANEL」ラベルの幅が異なります。字体まで同じ場合は、ボタンの厚み、タグ生地の滑り、ひと針と縫い代の幅、ニットの伸縮、生地表面の凹凸など、別の部分も照合します。

人気が続く2012 Pre-Fallでは、評価の高い販売者が偽物と知らずに出品していた例がありました。確認した偽物はカメリアボタンでしたが、このジャケットの正規品はグリポアボタンで、白・黒のトリミング部品数も異なります。
偽物には白いブランドラベル、異なる形式のサイズタグ、カメリア柄の裏地が付いていました。このモデルの正規仕様は黒いラベルと黒い裏地です。人気と品質の高さから、2022年にも偽物が作られていました。

正規品をよく知るお客様が個人販売モールで購入した13Cワンピースは、縫製もタグも精巧でした。当店の記録ではピンクのみのデザインでしたが、ラベルはアプリコットの色番号で、正規の組み合わせに存在しないことが判明しました。
高評価の販売者から購入した13Cジャケットは、同一モデルの本物とラベル内の文字位置が異なりました。本物のボタン、裏地、素材タグも提示し、返品と全額返金になりました。
画像は、偽物と判明したラベル、同一モデルの本物2点の順です。
本物では、1行目の「P」と2行目の「M」の開始位置がそろい、数字「3」の中央下を通る位置にも特徴がありました。偽物は2か所がずれていました。ただし、別モデルでは正規品でも位置が異なり、偽物側が整う例もあるため、この位置だけを共通基準にはできません。
お次は、上級者向けです。
番号も字体もほぼ同じです。
▶︎見分け方のポイント◀︎
「MADE IN FRANCE」のすぐ上に縫い代がきていますが、本物は「MADE」の上に少し白い余白があります ↓

番号と字体はほぼ同じでも、「MADE IN FRANCE」上の白い余白と縫い代位置を同一モデルで比較すると差がありました。同じ作品なら余白幅は共通しますが、正規品でも作品ごとに異なります。「広いから本物」「狭いから偽物」という共通ルールにはできません。当店では作品ごとの正規タグデータを蓄積しています。
CHANELの字体が大きく異なり、本物と並べると判別しやすい例です。

900件以上の高評価を持つ販売者から2014年秋冬ジャケットを購入したお客様より、相談がありました。販売者自身も偽物と知らなかった可能性が高い例です。この年代は2022年1月頃から偽物の出回りが目立ち始めました。

2015年秋冬ジャケットでは偽物が多数販売され、複数の相談がありました。お客様が購入した例はツイードの質感が高く一見では分かりませんでしたが、着用を重ねると毛玉や劣化が早く、半年ほどで違和感が出ました。商品番号の字体、ボタン、ジッパーの刻印などを照合します。
人気モデル「リトルブラックジャケット」では、正規価格に近い高額購入例があり、2025年8月にも複数の相談が寄せられました。販売者のほかの商品は正規品だったため、ご本人が偽物と気づかず出品し、販売者自身も被害者だった可能性が高い例です。年式と仕様が多く、精巧なコピーもあります。
画像の文字位置はこのデザインについての比較で、別デザインには別の規則があります。また、正規品のサイズタグが切り取られている場合もあるため、サイズタグだけで判断しません。



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