シャネルの偽物の見分け方|CHANELジャケット・洋服を購入前に確認するポイント

シャネルの偽物は、タグの一文字だけでは見分けられません。

CHANELの洋服は、年代やモデルによってラベル、ボタン、裏地、裾チェーンなどの仕様が異なります。精巧な偽物はロゴや番号まで似せているため、一つの特徴だけで本物・偽物を断定することはできません。

このページでは、実際にある事例、購入前の確認点、当店での照合方法の順に整理します。年代別の比較写真は、別の実例ページにまとめました。

CHANELの偽物で実際に確認されている事例

Editorial illustration for a CHANEL jacket authenticity guide

見るのは一点ではなく、組み合わせ。

正規品でも、商品番号、色番号、ブランドラベル、ボタン、裏地、縫製はモデルごとに異なります。一方、精巧な偽物はロゴや番号まで似せているため、「ロゴが整っているから本物」「文字が少しずれているから偽物」とは判断できません。

2005Cから2023Sまでの具体例は、CHANELの年代別・本物と偽物の比較写真で確認できます。

CHANELのタグ、裾チェーン、裏地、ボタンだけで判断できない理由

「Eの中央の横棒が短ければ本物」ではありません。

以下は、すべて当店で確認した正規品のタグです。横棒が短くない正規品もあるため、この一点だけでは見分けられません。

Authentic CHANEL jacket label with a varied E letterform 1
Authentic CHANEL jacket label with a varied E letterform 2
Authentic CHANEL jacket white label and product tag
Authentic CHANEL jacket white label with chain detail
Authentic CHANEL jacket black label with chain detail
裾チェーンがなければ偽物?

チェーンがない正規品もあります。当店で確認した2011年春の後ろ丈が長いジャケットも、後ろへ引く重みを避けるため、もともとチェーンがありません。

カメリア柄の裏地なら本物?

本来は別の裏地が正規仕様のモデルに、カメリア柄を使った偽物も確認しています。裏地の柄だけでは判断できません。

本体が本物ならボタンも本物?

正規品のジャケットに偽物のボタンが付け替えられた例もあります。当店はモデルごとの採用ボタンと照合します。

ヴィンテージだから偽物が少ない、とは限りません。

人気が続くコレクション、著名人の着用で人気が復活したモデル、完売後も需要が高く品薄のモデルは、古い年代でも偽物が作られます。2026年には90年代作品の偽物も確認しています。

高価格ならば本物なのか?

2〜3万円の「いかにも偽物」と分かる品ではなく、現在は通常のユーズドCHANELと変わらない高額な偽物が多数を占めています。価格に惑わされないことが重要です。

価格、販売場所、評価数だけでは、その一着の真贋は保証されません。オンラインで偽物を注文できるサイトから、オークションや個人間売買へ流れる可能性もあります。

高評価セラー様なら大丈夫なのか?

評価の高い出品者が、偽物と知らずに販売していた例は意外に多くあります。

当店はCHANELの洋服専門店として、大手リユースショップ様とも多くお付き合いがあります。「鑑定機関には通ったものの、まだ不安が残るので見てほしい」と確認を依頼されることも度々あります。

良心的な高評価セラー様や大手リユースショップ様も、真贋判定に努めておられます。ただ、年代が古く正規品データが欠けているため、意図せず偽物を出品してしまうケースを当店でも見かけたことがあります。そのような場合は、代金支払い後でも、確認できた相違点を伝えることで快く返金対応していただけた例があります。

この場合、出品者自身も被害者ということがあります。違いを確認できたら、資料と返品条件をそろえて購入店へ相談します。当店のリピーター様の返品交渉をお手伝いした例もあります。

シャネルの洋服を購入する側は、何を確認するか

Editorial illustration of checking a CHANEL jacket online

⚠️ 美しい写真だが、届いた商品の状態は悪い??

実は、当店の商品写真から当社ロゴを消し、別の出品に使われた事例が非常に多くあります。日本のサイト、海外サイトのどちらでも、現在も多く見かけます。

購入される方は、写真と同じ状態のものが届くと期待されるため、見ていて心が痛みます。画像盗用を控えていただくよう何度お願いしても、使用を続けるセラー様がおられるため、購入者様側でも気をつけていただきたいポイントです。

盗用写真だけでは、届く品のツイードの目の潰れ、型崩れ、毛羽立ちは確認できません。

購入前には、前後の全体像、ラベル、番号・素材タグ、ボタン、裏地、袖口、裾まで、販売される実物の写真を具体的に依頼します。

  1. 掲載写真が販売される実物か
  2. ラベル、番号タグ、ボタン、裏地、袖口、裾など、実物の細部写真が揃っているか
  3. 販売店がシャネルの洋服の仕様まで説明できるか
  4. 返品・返金条件と申請期限を確認したか

精巧な偽物は、着用後に型崩れ、摩耗、毛羽立ち、生地の弱さが表れる場合があります。返品期限後に気づくと、買取や再販売を断られる可能性もあります。

ブティックの修理受付は、真贋証明ではありません。

CHANEL公式FAQでは、製品の真贋判定や証明書の発行を行っていないと案内されています。ブティックで修理を受け付けられた、または断られた事実だけを、公式鑑定結果として扱うことはできません。

TC JAPANではCHANELジャケット・ワンピースのタグを「同じモデル」と比較

番号があっても、それだけでは判断できません。

商品番号・色番号・素材番号の組み合わせが、そのモデルに実在するかを確認します。ロゴの線、字体、文字間隔、印字開始位置にもモデル差があり、「同年代なら同じ」とは限りません。

ブランドタグだけでなく、ボタン、裏地、縫製、袖口、裾なども、同じモデルの正規品データと照合します。

Editorial illustration showing a CHANEL jacket label inspection

TC JAPANがシャネルの洋服を仕入れる際の確認ポイント

TC JAPANでは、ブランドタグだけで判断せず、シャネルのモデルごとの記録と照合します。他ブランド全般ではなく、長年扱ってきたCHANELの洋服を細部まで確認しています。

  • 商品番号・色番号・素材番号
  • 年代・コレクション・サイズ表記
  • 発売時価格・正規カラー展開
  • ラベルの字体・間隔・縫い付け
  • ボタンの形状・サイズ・刻印・素材
  • トリミングの種類・色
  • 裏地の素材・柄・構造
  • 縫製・ステッチ・縫い代
  • 肩パッド・ダーツ・シルエット
  • ポケット・ボタンホール・裾
  • ジッパー・フック・装飾
  • ツイードやシルクの構造
  • ダメージ加工・染色方法
  • 同一モデルの正規品データ

正規品であることを確認できた商品だけを販売し、真贋に不安が残る品は取り扱いません。新品はCHANELブティックまたは正規販売店、プレオウンドは実物情報とアパレルの専門性を確認することが基本です。