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シャネルの2015年クルーズ、通称「15C」。公式には「Cruise 2014/15」として、2014年5月13日にドバイで発表されたコレクションです。
未来都市のようなドバイを舞台に、カール・ラガーフェルドが描いたのは、パリのエレガンスと中東の装飾美が出会う世界。ひと目で華やか、それでいて細部を見るほど面白い。そんなCHANELらしい仕掛けが詰まっています。
ショー会場は、ドバイ沖の人工島「The Island」。ゲストは船で会場へ向かい、砂の上に現れた特設空間へ入りました。建物を覆う幾何学的な格子は、よく見るとシャネルのダブルCを組み込んだデザインです。
カール・ラガーフェルドは、過去の中東趣味をそのまま再現するのではなく、現代のドバイに似合うロマンティックでモダンなオリエントを構想しました。昔と未来、パリとドバイ、宝石とコスチュームジュエリー。異なるものをあえて混ぜることで、15C独特の少し不思議な美しさが生まれています。
まずは、会場の空気と全ルックをCHANEL公式のフルショーで。
15Cの面白さは、豪華なのに重く見えすぎないこと。
ゆったりしたパンツ、長いチュニック、軽やかなドレスに、刺繍やジュエリーを重ねる。この「抜け」と「華やかさ」のバランスが、クルーズらしい着やすさにつながっています。
15Cが発表された2014年、ブラジル出身のスーパーモデル、ジゼル・ブンチェンはCHANEL N°5の顔を務め、レ ベージュの広告にも登場!
バズ・ラーマン監督によるN°5の広告フィルムでは、海辺で見せる活動的な姿と、夜のドレスアップを一人の女性像として描いており、ジゼルは息を呑むほどの美しいドレスで登場しました。

驚きの記録!
8年連続トップ。そして、単純日割りで約12万8,000ドル。
Forbesによると、ジゼルは2014年まで8年連続で「最も稼ぐスーパーモデル」となり、2013年6月からの12か月間の推定収入は4,700万ドル。
単純計算で、1日約12万8,000ドル(= 1800万円?!)!!
さらにForbesが2001年から集計した推定累計推定収入は、2015年時点で3億8,600万ドルだそうです・・・
ランウェイが始まる前の調整や会場の様子は、公式バックステージ映像で見るとさらに立体的です。
Vogue Runwayが注目したのは、ビーズの集積、立体的な幾何学模様、表情豊かなツイード、パッチワーク。さらに、金色の装飾、格子模様、三日月、ドバイのスカイラインを思わせるスパンコールまで登場します。
歴史的な文様をそのまま写すのではなく、色とスケールを変えて現代のCHANELへ置き換えているのが見どころです。砂漠を思わせるベージュやゴールドを軸に、ブルー、ピンク、グリーンを重ね、エキゾチックな柄を上品に整えています。
ツイードジャケットやコートは装飾が多くても、シルエットはゆったり。ワンピースやチュニックはパンツと重ね、かしこまりすぎないドレスアップを見せました。ネックレス、ブレスレット、ヘッドアクセサリーも大胆に重ね、豪華さと遊び心を共存させています。
15Cはクルーズ・コレクションであり、メティエダール・コレクションそのものではありません。ただし、服の表面を埋める刺繍、ビーズ、スパンコールには、シャネルを支える専門工房のサヴォアフェールが息づいています。
柄をプリントするだけでは出せない奥行き、光を受けたときの細かなきらめき、歩くたびに変わる表情。ツイードや軽い布地と一体化した複雑な装飾から、職人の技の結集をたっぷり実感できる作品群です。
刺繍や生地の立体感、バッグ、シューズまで、公式ディテール映像で細部をご覧ください。
15Cを日常に取り入れるなら、刺繍のあるジャケットを無地のパンツに合わせる、印象的なワンピースに小さなジュエリーを添える、ゴールドや砂色を一点だけ選ぶ。
主役を一つに絞ると、コレクションの華やかさが自然に生きてきます。
メティエダールの職人技を思わせる緻密な装飾を楽しみながら、クルーズらしい軽やかさもある、このコレクションのテイストを一つ取り入れるだけで、人とは少し違うおしゃれを、さりげなく印象づけられます。
Photo & campaign reference: ELLE France / Earnings reference: Forbes
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