ランウェイに現れたのは、ツイードのセットアップでも、きらびやかな夜会場でもありません。大きな納屋、山積みの干し草、花飾り、そして木靴。カール・ラガーフェルドが手がけたシャネル/CHANEL 2010年春夏(10S)は、グラン・パレの真ん中に“農場”をつくってしまったコレクションです。
けれど、素朴なだけでは終わらないのがCHANEL。クリームやベージュのツイードに、パール、繊細なブレード、やわらかなピンクを重ねると、田園の風景が一気に都会のワードローブへ。肩の力を抜いているのに、きちんと美しい。その絶妙なバランスに、今また惹かれます。
シャネル 2010年春夏(10S)|グラン・パレに巨大な農場が出現
会場の中央には高さ約9メートルの納屋。モデルたちは干し草の間を歩き、フィナーレではリリー・アレンが音楽を届けました。ヴェルサイユの田園離宮やフラゴナールの絵画を思わせるロマンティックなムードを、カール・ラガーフェルドはCHANELらしい軽快さで再構成しています。
ショーを見ていると、豪華な舞台装置より先に服へ目が向くのも面白いところ。自然の中で映える服は、街で着ても表情がやわらかい。かしこまりすぎないツイードジャケットを探している方には、10Sがとても魅力的に映るはずです。
CHANEL 10Sのベージュジャケット|自然色のツイードが肌を明るく見せる
パレットの中心は、ホワイト、クリーム、ベージュ。そこにコーラル、淡いオレンジ、ピンクがふわりと混ざり、重厚になりがちなツイードを春夏らしく見せています。黒一色のジャケットとは違い、顔まわりまでやさしく明るく見えるのが、このシーズンのベージュの魅力です。
白いTシャツや細身のパンツに羽織るだけでも、きちんと見える。でも、頑張って着飾った感じは出ない。大人の普段着に欲しい“上質さと気楽さ”が、10Sのジャケットには最初から同居しています。
ジゼルが着るLES BEIGESと、忘れられないペールベージュ
ジゼル・ブンチェンが登場するCHANELの「LES BEIGES」映像は、太陽を浴びた肌とナチュラルなベージュの美しさが印象的。華やかに飾るより、その人らしさを引き出す色を選ぶ。10Sのペールベージュジャケットにも、同じ軽やかな魅力を感じます。
麦のモチーフ、木靴、籐のバスケットまで|シャネルの幸運を運ぶ10S
ランウェイには、ココ・シャネルが幸運の象徴として愛した麦のモチーフが広がり、レザーの木靴や籐、麻素材のバスケットが登場します。田園の小道を歩くような小物を合わせても、パールや端正な仕立てがあるからラフになりすぎません。
赤、青、白のポピーやコーンフラワーのプリントも、ナチュラルカラーの中で小さなアクセントに。ジャケットだけでなく、ニットワンピースや軽いドレスにも“春をそのまま着る”ような楽しさがあります。
暑い日ほど、素材の上質さが頼りになる
薄着の季節は、実は素材の良し悪しがいちばん目に入りやすいもの。Tシャツの上に軽いツイードを一枚、あるいは肌触りのよいコットンニットを一枚。たったそれだけで、気軽なのに「ちゃんとしている」印象が生まれます。予定を詰め込んだ日も、旅先のディナーも、頑張りすぎずに美しく見せたい。そんな大人の夏にこそ、CHANEL 10Sの上質な素材が効いてきます。
10Sコレクションのジャケット・コート・スーツ・ワンピース・セーターなど
動画を見るには 画像下の▶︎マークをクリック!
CHANEL 10S ブラック×ゴールド CCロゴ ベルベットジャケット
CHANEL 10S ペールベージュ×ピンク コットンツイードジャケット
CHANEL 10S ブルー×ネイビー パールCCボタン ツイードジャケット
CHANEL 10S ブラック リボン コットンニットワンピース
CHANEL 10S ベージュ フリンジ コットンニットワンピース
CHANEL 10S グレー パールボタン ツイードジャケット