シャネル CHANEL カーディガン|バイカラーとロング丈が美しく見える理由

シャネル CHANEL カーディガン|バイカラーとロング丈が美しく見える理由

「今日はジャケットほど気張りたくない。でも、普通のニットでは少し物足りない」

そんな日に頼りたくなるのが、シャネル CHANEL のカーディガンです。さっと羽織れて、前を留めればきちんと見える。ワンピースにもパンツにも合わせやすく、服装の温度を一枚で変えてくれます。

前を閉じても、開けても、なぜきれい?
カーディガンを「ボタンの付いたセーター」で終わらせない、小さな工夫が重なっています。

シャネルのニット・カーディガンが普通のセーターと違う理由

CHANELのカーディガンを見るとき、最初に目に入るのは素材かもしれません。カシミヤ、ウール、コットン、シルク。けれど着たときの印象を決めるのは、それだけではありません。

首まわりの線、前立ての幅、ボタンの位置、ポケット、裾の収まり。ここが整うと、やわらかな編み地でも輪郭がぼやけません。ニットなのに、軽いジャケットのように見えるものがあるのは、そのためです。

反対に、前立てが大きく波打ったり、重いボタンの周囲だけが引っ張られたりすると、せっかくの素材がきれいに見えません。CHANELらしさは、ロゴより先に「着たときの線」に出ることがあります。

CHANEL 2018 fall winter campaign bicolour cardigan
CHANEL 2018 秋冬キャンペーン © CHANEL
Vintage CHANEL bicolour cardigan
ヴィンテージCHANELのバイカラーカーディガン Photo: THIERRY ORBAN

CHANELのバイカラーカーディガン|二色の縁取りがつくる輪郭

バイカラー、ツートン。呼び方は違っても、どちらも二色を効かせた配色を表す言葉として使われます。

CHANELのバイカラーカーディガンは、ただ色を半分ずつ使うのではありません。襟、前立て、袖口、裾、ポケットなど、輪郭を見せたい場所へ二色目を置きます。

バイカラーが「額縁」のように働きます
  • 顔まわりの明るい色が、表情を軽く見せる
  • 濃い縁取りが、やわらかなニットを引き締める
  • 前立ての縦線が、全身をすっきり見せる
  • ボトムや靴の色を拾うだけで、着こなしがまとまる

90年代のCHANELで目を奪われるのも、こうした輪郭のはっきりした配色です。華やかさを残しながら、今のデニムやシンプルなパンツにもすっとなじみます。

シャネルのロングカーディガン|ニットを軽いコートのように

2004年、2006年秋冬のコレクションにも、ロング丈のカシミヤカーディガンが登場しています。ロング丈は毎年必ず出る定番ではないため、配色と丈のバランスがよい一枚は、年月がたっても探している方が多いアイテムです。

細身のパンツとパンプスなら端正に、デニムなら少し力を抜いて。前を開けたままでも縦の線ができるので、「何を合わせよう」と考えすぎずに着られます。ワンピースの上に重ねれば、軽いコートのようにも使えます。

CHANEL 2004 fall winter long bicolour cardigan
CHANEL 2004 秋冬 © CHANEL
CHANEL 2006 fall winter long cardigan
CHANEL 2006 秋冬 © CHANEL
丈が長くても、重たく見えないのはなぜ?
前立て、縁取り、ポケットの位置が視線を縦へ流し、ニットのやわらかさを引き締めてくれるのもポイント!

CHANEL公式動画で見るバイカラーカーディガンの製作工程

CHANEL公式の「The Making of the CHANEL Bicolour Cardigan」では、二色のカーディガンが少しずつ形になっていく様子を見ることができます。

完成品だけを見るとシンプル。でも、編み地を整え、パーツをつなぎ、縁を仕上げていく工程を見ると、二色の境目がきれいに出ること自体がデザインなのだと分かります。

シャネルのニット・カーディガンを素材とデザインで選ぶ

カシミヤのぬくもり、ウールの弾力、コットンの軽さ、シルクやメタリック糸の華やかさ。短い丈はワンピースに、長い丈はパンツに。カーディガンは一つの形に見えて、実は表情の多いアイテムです。

まずは素材、丈、前立て、配色を見て、「どんな日に着たいか」を考える。そうすると、ロゴやシーズン名だけでは分からない、自分にとって使いやすい一枚が見つけやすくなります。

ファッショニスタたちもプライベートで愛用

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