状態は写真だけではわからない!特に素材の劣化に注意
▶︎ 状態は写真だけではわからない!素材劣化に注意
シャネルのヴィンテージアイテムを選ぶとき、つい「写真が綺麗だから大丈夫」と思いがちですが、それだけでは判断できないポイントがあります。
そのひとつが、素材の劣化です。今回は、この「素材劣化」に焦点を当てて、選び方のヒントをお伝えします。
▶︎ 真偽より重要?素材劣化チェックのススメ
当店では、シャネルの1990年から1999年のアイテムを取り扱う際、真偽の確認だけでなく、素材の状態も徹底的にチェックしています。
例えば、1998年のドーヴィル・コレクション。
このシリーズでは化学繊維の混紡による粉落ちが確認されるケースが多いのです。現状は問題なく見えても、長く使ううちに劣化が進む可能性があります。
そのため、本物であっても使用される素材や肩パッドの種類によっては、当店では取り扱わないことがあります。
▶︎ 写真では見えない「実物の真実」
写真は商品を選ぶ際の重要な判断材料ですが、残念ながら、状態や素材の劣化は写真だけではわからないことが多いのです。特に以下のような点は、実物を手に取って初めてわかる場合があります:
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ツイードの目が潰れかけているか
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化学繊維の混紡による粉落ちがあるか
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劣化しやすい肩パッドが使われているか
これらの問題は、写真では隠れてしまいがち。しかし、使い始めてから「なんか違う…」と感じる原因になりやすいのです。
▶︎ 15年の経験が生む安心感
当店は、シャネル洋服のみを15年以上専門に取り扱ってきました。その中で蓄積されたデータと経験に基づき、以下のようなリスクを的確に判断しています:
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今は良好に見えるが、将来的に劣化する可能性が高い素材
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特定の年代やコレクションに見られる素材特性と劣化の傾向
さらに、当店が特別なデータを持つ理由は、長年にわたり国内外のお客様との信頼関係を築いてきたことにあります。
海外のお客様も多く、ハードコアなコレクターやファッション業界で活躍するスタイリスト、コーディネーター、雑誌編集者の方々から、私たちも知らなかった貴重な情報を常に共有いただいております。
こうしたネットワークを通じて蓄積した知識とデータが、当店の強みとなっています。
▶︎ まとめ:目に見えない部分こそ注意
シャネルのヴィンテージアイテムを選ぶ際は、真偽だけでなく素材劣化のリスクにも目を向けることが大切です。当店では厳格な検品基準を設け、お客様が長く愛用できる商品をお届けしています。
「本当に良いものを選びたい」という方は、ぜひ当店にご相談ください。
お客様の大切な一品選びを全力でサポートいたします。
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