BLACKPINK ジェニーのシャネル広告、撮ったのは誰?CHANEL ジャケットとツイードの世界

BLACKPINK ジェニーのシャネル広告、撮ったのは誰?CHANEL ジャケットとツイードの世界

CHANEL シャネルの広告を見ていて、「この写真、なぜか忘れられない」と感じたことはありませんか。

BLACKPINK ジェニーのCoco Neigeをはじめ、CHANELの広告やコレクション映像を数多く手がけてきた写真家、Inez & Vinoodh(イネス&ヴィノード)。

モデルの美しさだけで終わらず、ツイードの表情や洋服のシルエット、視線まで記憶に残る。長くシャネルの洋服を見てきた私たちも、つい作品を追いかけたくなる二人です。

CHANELを撮る写真家 Inez & Vinoodhとは

Inez van Lamsweerde(イネス・ヴァン・ラムスウィールド)とVinoodh Matadin(ヴィノード・マタディン)は、アムステルダムで出会い、1986年から一緒に作品を作り続けている写真家デュオ。

VOGUEのエディトリアルから、世界的なファッションブランドの広告まで。名前を知らなくても、二人が撮った写真をどこかで目にしているかもしれません。

早くからデジタル技術をファッション写真に取り入れ、美しいだけでは終わらない、少し不思議な空気を残すのが二人の持ち味。CHANELでも、プレタポルテ、バッグ、Coco Neige、コレクション映像と幅広く活躍しています。

▶︎ VOGUE JAPANでInez & Vinoodhのプロフィールを見る

まずは映像で。CHANEL 2024/25年秋冬「A Cinematic Story」

写真家の説明を長く読むより、まずは作品をひとつ。

CHANEL 2024/25年秋冬プレタポルテの「A Cinematic Story」です。静かな緊張感、美しい人物、流れるように現れる洋服。写真家という枠を越えた、短編映画のような映像作品。

一枚の広告だけでは見えなかった二人の世界が、映像になるとぐっと近く感じられます。

BLACKPINK ジェニーを撮ったCHANEL Coco Neige 2021/22

黒、白、ジェニー。そしてCHANEL。これだけでも十分に強い組み合わせですが、Inez & Vinoodhが撮ると、さらに空気が変わります。

ニット帽もバッグもカメリアもたっぷり。それなのに、少しも甘すぎない。

スポーティーなアイテムを重ねても、顔まわりはすっきり。黒い服に白いカメリアを合わせる時にも参考になる、見事なバランスです。

▶︎ BLACKPINK ジェニーのカメリア使いを見る

マーガレット・クアリーとリアン・ヴァン・ロンパエイを撮ったCHANEL映像

Inez & Vinoodhの面白さは、静止画だけでは分かりません。

マーガレット・クアリーとリアン・ヴァン・ロンパエイが登場する映像は、短いのに映画の一場面のよう。二人の距離、振り返る瞬間、歩くたびに揺れる裾。

洋服を正面からきれいに見せるだけではなく、袖や裾、ジュエリーの動きまで画面の一部にしてしまう演出。小さな物語のあるCHANELです。

CHANEL 2020/21年秋冬を映したモノクロポートレート

一転して、力強いモノクローム。

色がなくなると、ツイードの織り、黒いジャケットの輪郭、白い襟やアクセサリーの光が、かえって鮮明に見えてきます。

どの写真にも少し張りつめた空気があり、黒いCHANELがとても格好よく映ります。個人的には、こういうスパイスの効いた、すっきりとした写真が好み。

同じ写真家とは思えない、CHANEL広告表現の幅

先ほどのシャープなモノクロから、今度は光と色のある柔らかな世界へ。

作品を続けて見ると、本当に同じ二人が撮ったのかと思うほど雰囲気が変わります。それでも、人物の表情と洋服の存在感は少しも弱くならない。そこが面白いところです。

霧の庭とモノクローム、CHANEL 2022/23年秋冬のツイード

CHANEL 2022/23年秋冬プレタポルテの主役は、メゾンを象徴するツイード。

Inez & Vinoodhが撮影したキャンペーンには、リアン・ヴァン・ロンパエイが登場します。同じツイードを見せる、正反対のふたつの世界。

ひとつは、自然と霧に包まれた色彩豊かな庭。もうひとつは、装飾をそぎ落としたモノクロームのスタジオです。

庭ではツイードの色や柔らかさが幻想的に映り、モノクロでは形と輪郭がくっきり。同じ洋服が、光と背景によってまるで違う表情を見せます。

ツイードジャケットも同じ。明るい場所では色糸やラメが浮かび、黒い背景では輪郭やボタンが立ち上がる。商品写真を見る時にも、少し意識しておきたいポイントです。

ガブリエル・シャネルのカンボン通りのアパルトマンで撮影

こちらは、パリ・カンボン通りにあるガブリエル・シャネルのアパルトマンで撮られた作品。

鏡、シャンデリア、オブジェが並ぶ装飾的な室内。それでも人物や洋服は背景に埋もれず、すべてがひとつのCHANELの世界としてまとまっています。

そして、こちらはボリュームたっぷりのジャケット。

普段なら「どこへ着て行こう」と考えてしまうほど存在感のある一着も、写真の中では驚くほど自然です。強い服を着る時は、小さくまとめず堂々と。その方が服も着る人も魅力的に見えることがあります。

お知らせ|Inez & Vinoodh 40周年回顧展
オランダのKunstmuseum Den Haagで「Can Love Be a Photograph」を開催中。期間は2026年3月21日から9月6日までです。
Kunstmuseum Den Haag公式|展覧会の詳細

写真から楽しむ、CHANEL シャネルの着こなし

Inez & Vinoodhの作品を続けて見ていると、CHANELの洋服の楽しみ方も少し広がります。

黒いジャケットには、白い襟やカメリアで顔まわりに光を足す。ボリュームのある服は隠すように着るのではなく、堂々と。アクセサリーをいくつも重ねても、全体の色を絞れば甘くなりすぎません。

シャネルのジャケットやドレスは、ハンガーに掛かっている時と、人が袖を通した時で印象が大きく変わる服。

色の合わせ方、アクセサリーの量、立ち方まで。写真家の目を通して見ると、一着を選ぶ楽しみがもうひとつ増えてきます。

シャネル CHANELのジャケット、コート、スーツ、ワンピース、カーディガン、ヴィンテージなどの正規品アイテムをご覧ください。

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